2023/02/24 16:45
前回の更新から、全然時間が経ってないんですが
パッチワークサルエルパンツの第二弾が完成しました。
まだ寝かせるつもりでしたが
早すぎました、マジで
どうしても作りたい欲が勝ってしまい
POP UP STORE前日までギリギリまでガッツリ製作してしまいました。
お陰で寝ずに熊本に前乗りして、行きのバスで爆睡しました。
そんな話はどうでも良くて
今回は新作のパッチワークパンツについて綴っていきますね。
昭和初期に米軍の進駐軍が着用していたパンツを使用し
表面に傷や汚れなど、しっかり使い込んだ歴史が
刻み込まれている極上の軍パンを解体して使用しています。
そもそも「進駐軍」って何?と思って調べてみると
『他国に進駐している軍隊で、特に第二次世界大戦後、日本に進駐した連合国の軍隊』
と出てきました。
詳し事は書きませんが、かなりの年代物なのは分かりますね…
数本集められたのは運が良かったです。
パッチワークの配分は
後見頃のフラップポケットの部位を前見頃左右に持ってきて
チェコ軍(M85)のパンツとファティーグパンツを
掛け合わせた様なイメージに仕上がりました。
▲左 ファティーングパンツ ▲右チェコ軍(M85)パンツ
因みに、使用した軍パンは
昭和初期の当時の日本人向けサイズで作られているので
ウエストが細く、シルエットもテーパードしたような形だったんで
生地が足りなくて苦労しました。
ですので、後見頃の右足部分が鬼のようにパッチワークを施しています。
まあかっこ良く出来上がったんで良しとしましょう。
着用写真を見たらわかると思いますが
パンツのパターン(型紙)は前回の「剣道着パンツ」と同じ物を使用。
ですが、裾から上に向かった約30,0cmぐらいの位置には
タックを入れており、程良くカーブする様に作っています。
それによってまた軍パンの雰囲気が増加。
使用したパンツの素材自体もかなりいい物で
「WOOL SURGE」で生地の表面に程良い艶感が有り
殆どシワにならず、頑丈なのがポイント。
全体のステッチはGRAYに統一しているので
重たいイメージにならず、軽く履ける
イージーなミリタリーパンツに仕上がりました。
いやー激渋でかなりカッコいいです。
自分で言っちゃうぐらい気に入っています。
剣道着パンツも勿論大好きですが
こっちはまたイメージが変わって面白いです。
今回のパンツも再構築シリーズなので
極少量生産になります。
是非お早目にCheckして下さい!!!
kizui 石川